Present

今日読み終わった本。
久々にすごくいい本に出会ったって感じ。

プレゼント、11個くらいのテーマに物語が綴ってあった。
そのフレゼントも、物だけではなくて 名前だったり、記憶だったり、さまざまでそのエピソードがプレゼントだったりする。


「名前」のテーマ
春子という平凡な名前の由来も簡単・・・と思いこんでいたら実は一生懸命両親が考え抜いて
つけてくれた名前だと知る。
そうゆう親の思いに触れて奥深いものを感じたり、


「ぬいぐるみ」のテーマ
これは結婚式の両親へのプレゼントに自分の生まれたときの体重のぬいぐるみをプレゼントする内容。
これを読むまで 私はぬいぐるみをもらってもいらないだろうとずっと思っていたけれど
その重みというのは、親にしか分からない懐かしい重さがあるようで
もらって嬉しいものなのだと知った。

・・・と言ってもウチのお母さんが希望する者とは違うので贈らないけれど・・・


「料理」のテーマ
風邪をひいたお母さんに、普段料理をしないお父さんが鍋いっぱいに10人分はあるんじゃないかという量を
味もしないおじやを一生懸命作ってくれた。
なにも手伝わない子供たちがすりおろしりんごを作ってくれた。
すりおろしただけだから茶色に変色してしまっていて
自分で作った方が断然美味しいけれど、お父さんたちにしか出せない味と気持ちに美味しさと幸せを感じる。
こうゆう気持ちもプレゼント。


人は与えるよりも多くのものをもらってるみたい。
物ももちろん嬉しいけれど、それを贈ろうと考え準備をしたためてくれたその思い、これがなによりも一番嬉しい。


この本はプレゼントのエピソードをメインに書いていて、短編なのにすごく奥深かった。
ほんとに心温まるいい本だった。
今までもらったプレゼント、改めて振り返ると 感謝な気持ちがいっぱいわいてきた。
これからも感謝をいっぱいして、もらってばかりじゃなくて自分も人にあげられるようになろうと思った!!